ikechu’s 本棚

☆小説☆絵本☆脚本

orange③

朝ごはんの卵焼きを二口口にすると、まみやのフォークは止まった。 「なんだ、まみや。食わねえのか?」 「おなかいっぱい ごちそうさま。」 ほとんど食べてないまみやは、いつもの縁側でスターになにやら話しかけている。 「具合悪いのか?」 「んー。少し…

orange②

「朔ちゃん」 朝御飯の支度をしていると、ふわふわとした声が聞こえてきた。 「おはよう」 「おはよ、、、」 いつもより元気のない声に、味噌汁を作っていた手をとめた。 おでこに手をあてるとじんわり熱が伝わってくる。 涼しくなってきたせいかな。 「もう…

☆color~orange①

あの時、ああしとけば良かっただなんてそんな事 思っても意味がない事は分かってる。 あの海を見た日、あの雪の降る日。 貴方は何を思って笑っていたのかな? 何を感じて泣いていたのかな?人の気持ちなんて分からない、そんなの当たり前だ。分かろうとしても…